ポール・ニューマンさんが9月26日に亡くなりました。83歳でした。
1969年に公開されたアメリカン・ニューシネマの最高傑作「明日に向かって撃て」は何度も観ました。当時、ポール・ニューマンは44歳、ロバート・レッドフォードは33歳、キャサリン・ロスは29歳、監督のジョージ・ロイ・ヒルは47歳でした。ポール・ニューマンとロバート・レッドフォードが11年も歳の差があったなんて今回、調べて初めて知りました。
動画「
Butch Cassidy and The Sundance Kid」「
Butch Cassidy Fight」
1925年、オハイオ州クリーブランドで生まれたポールは第二次世界大戦中は海軍に入隊し、戦後は演劇を志してニューヨークのアクターズ・スタジオに入ります。同期生にマーロン・ブランドとジェームズ・ディーンがいました。
1954年、ヴィクター・サヴィル監督の「銀の盃」で映画デビューを飾り、映画もヒットしますが、映画会社がポールの事を「第二のマーロン・ブランド」と宣伝した事が気に入らず、ハリウッドを去ってブロードウェイに戻ります。
1956年、ロバート・ワイズ監督の「傷だらけの栄光」で主役のボクサー、ロッキー・グラジアノを演じ、その演技が高く評価されて、ようやく有名になります。
1958年、テネシー・ウィリアムズ原作の「熱いトタン屋根の猫」に出演して、アカデミー主演男優賞にノミネートされます。
1960年に「栄光への脱出」、1961年に「ハスラー」、1966年に「引き裂かれたカーテン」「動く標的」、1967年に「暴力脱獄」、1968年に「脱走大作戦」とヒット作に出演して、1969年の「明日に向かって撃て」となります。その後も、1970年に「わが緑の大地」を監督主演をして、1972年に「ロイビーン」、1973年に「スティング」、1974年に「タワーリング・インフェルノ」、1982年に「評決」、1986年に「ハスラー2」と話題作に出演しました。